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医師からのコメント
日本では毎年100人程度の赤ちゃんが
SIDSで亡くなってしまっています。
医師 志村哲祥(株式会社こどもみらい)
SIDS(Sudden Infant Death Syndrome:乳幼児突然死症候群)とは、健康に見えていた乳児が睡眠中に予期せず突然死亡し、その原因が明らかでないものを言います。 特に生後2~6ヶ月に多く生じ、日本では毎年100人程度の赤ちゃんがSIDSで亡くなってしまっています。
SIDSの原因は不明です。
睡眠中に呼吸が低下したときに覚醒反応がうまく生じないことや、呼吸器疾患が関係するのではないかという仮説がありますが、確かなことはまだ分かっていません。
一方で、SIDSと関連する育児環境が、いくつか明らかになっています。
厚生労働省は
SIDSを減らすための方策
として
次の
3つ
を挙げています。(引用)※
❶ 1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
SIDSは、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方がSIDSの発生率が高いということが研究者の調査からわかっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。
❷ できるだけ母乳で育てましょう
母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方がSIDSの発生率が低いということが研究者の調査からわかっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。
うつぶせや横向き寝を避けること、母乳育児をすること、保護者や周りの方が喫煙を避けることで、SIDSのリスクは下げることが可能です。
他にアメリカ小児学会は、さらに次のようなポイントも推奨しています。*
(https://pediatrics.aappublications.org/content/138/5/e20162938)
*Task Force on Sudden Infant Death Syndrome. "SIDS and other sleep-related infant deaths: updated 2016
recommendations for a safe infant sleeping environment." Pediatrics 138.5 (2016): e20162938.
硬めの寝床で寝かせる
親と同じ部屋で、親と違うベッドで眠る
乳児の横に柔らかいものや寝具を置いておかない
寝かしつけるときにおしゃぶりを利用する
ソファーや椅子で寝かせない
たばこのほか、アルコールや違法薬物に接触しないようにする
推奨されているワクチンはすべて接種する
乳児の死因の第3位であるSIDS。
少しでもリスクを減らしていくために、できる対策を
取っていきましょう。
株式会社こどもみらい
志村哲祥
肩書・資格等
医師、医学博士、精神保健指定医、日本医師会認定産業医
所属
東京医科大学精神医学分野兼任助教・睡眠健康研究ユニットリーダー
プロフィール
東京学芸大学附属高校、順天堂大学医学部医学科、東京医科大学大学院博士課程(睡眠学講座)修了。
現在は、医療法人寿鶴会菅野病院の精神科・睡眠外来および東京医科大学精神医学分野兼任助教・睡眠健康研究ユニットリーダーとして、精神疾患一般と睡眠障害の臨床、研究に携わる。
主に学校保健や産業衛生と睡眠に関する論文や文献、記事を多く執筆している。
他、各種企業の産業医、学校の嘱託医を務める。
学校や職場における睡眠の改善を通じて、欠席・欠勤を減らし、生産性を向上させる睡眠改善プログラムを作成・監修しており、国際学会でも発表されている。
学校における実践では、プログラム利用者の退学ゼロや、欠席率の半減を達成した。
なお、自身も高校在学中に「睡眠リズム障害」を発症しながらも、障害と共に研鑽を積み医師・医学博士となった。
視覚障害者との協働による「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」や、教育プロジェクト「アカデミック・ディベート」を通じた社会貢献活動も行っている。
体動がわかるのは嬉しい。
子どもが3ヶ月です。息をしているのかな?というのが心配なので、ベビーセンサーで体動がわかるのであれば安心だと思います。ママが読書などプライベートな時間を取りたいときやゆっくり寝たいとき、パパの見守りのサポートに使えそうです。30代 夫婦